太陽光発電の基礎知識
さて次は太陽光発電です。太陽光発電は、その名の通り太陽のエネルギーを使った電力として、かなり前から研究開発が進められていました。しかし、近年のエネルギー問題や環境問題によって一層の期待が込められるようになっています。
この技術は太陽光のエネルギーを太陽電池を利用することで直接電力に変換する発電方式で、別名ソーラー発電とも呼ばれます。従って太陽光発電は再生可能エネルギーのカテゴリーで、その中の太陽エネルギー利用技術というわけです。但し、昼間のみ発電するという固有条件があるので、従来の集中型の電源とは全く異なる特性になります。
しかしながら、再生可能エネルギーの一種ということでそのメリットはかなり大きいものとなります。現時点では、商用電源としては導入コストがかなり高くなりますが、国の政策として普及促進を図る国が増加しています。何しろ太陽から地球に照射されている光エネルギーというのは極めて膨大で、世界の全エネルギー消費量の約50倍というポテンシャルは非常に魅力的です。
太陽光発電は導入費用が高価ですが、近年では開発競争も激化したことで性能も更にアップし、需要が着実に拡大しています。又、太陽光発電装置自体に可動部分がほとんど無く、機械的なメンテナンスの負担が極めて低い点もメリットで、万が一の災害時でも、被害の影響範囲を小さく抑えられことができます。そのため一般家庭でもこの装置を取り付ける家庭が増えているのです。